ビデオ ハードウェアが 7.5 IRE の設定を追加する場合、[ビデオ スコープ]ウィンドウの表示が、7.5 IRE 設定を追加するデバイスに接続される外部スコープと一致するように設定できます。
アメリカ合衆国の NTSC ビデオは、7.5 IRE 設定を追加して、黒を 7.5 IRE に変換します。一般に、消費者用のビデオ ハードウェアは 7.5 IRE 設定を追加しません。一方、ほとんどのプロフェッショナル用ハードウェアでは、7.5 IRE 設定のオン/オフを切り替えることができます。日本の PAL ビデオと NTSC ビデオは設定を追加しません。
お使いのハードウェアが 7.5 IRE 設定を追加するかどうかについては、メーカーのビデオ ハードウェアのマニュアルを参照してください。
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[ビデオ スコープ]ウィンドウで[設定]ボタン をクリックします。
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[ビデオ範囲設定]ダイアログ ボックスで、[7.5 IRE セットアップ]チェック ボックスをオンにします。
波形モニタで、黒が 7.5 として表示されます。ビデオ ハードウェアが 7.5 の設定を追加しない場合、チェック ボックスをオフにしてください。
コンピュータの RGB 値は 0~255 です。スタジオ RGB 値は 16~235 です。[ビデオ スコープ]ウィンドウの表示をスタジオ RGB 標準に合わせて制限する場合は、次の操作を行います。
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[ビデオ スコープ]ウィンドウで[設定]ボタン をクリックします。
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[ビデオ範囲設定]ダイアログ ボックスの[スタジオ RGB (16~235)]チェック ボックスをオンにします。
[スタジオ RGB (16~235)] 設定を使用する必要があるかどうかは、テープへ出力する前にビデオのレンダリングに使用する DV コーデックによって異なります。以下に推奨設定を示します。コーデックのマニュアルを参照して、[スタジオ RGB (16~235)]チェック ボックスをオンにするかどうか決定してください。
コーデック (Codec) |
スタジオ RGB 設定 |
Sony Creative Software Inc. DV |
オン |
Microsoft DV |
オフ |
Matrox DV |
オフ |
MainConcept MPEG-2 |
オフ |
Canopus |
オン |
Apple QuickTime DV |
オフ |
[カスタム テンプレート]ダイアログ ボックスの[ビデオ]タブにある[ビデオ形式]ドロップダウン リストから特定のコーデックを選択すると、サードパーティの DV コーデックを使用してレンダリングを実行できます。
ビデオ範囲設定 |
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[ビデオ スコープ]ウィンドウの[設定]ボタン をクリックして、表示オプションを設定できます。これらのオプションは[ビデオ スコープ]ウィンドウでのデータの表示を調整するもので、データには影響がありません。
実行する操作を選択してください。
7.5 IRE 設定を切り替える
スタジオ RGB 表示を切り替える