ワイドスクリーン ビデオを作成する方法はいくつかあります。

  • 撮影した 4:3 ビデオをトリミングして、ワイドスクリーン プロジェクトを作成する。また、通常の 4:3 ビデオを撮影し、それをプロジェクトに追加してからトリミングすることもできます。以下の例 A を参照してください。カメラの LCD またはフィールド モニタをテープで覆うと、フレームの 16:9 部分にアクションをおさめやすくなります。

  • カメラの 16:9 ワイドスクリーン モードを使用する。

    一部のカメラでは、単にフレームの上下をマスクするという方法で 16:9 のイメージを作成します。下の例 B を参照してください。フレームは、上下に黒いバーが表示された単なる 4:3 フレームです。このレターボックスは、ビデオをトリミングして削除できます。

    一部のカメラでは、16:9 ワイドスクリーン モードを使用した場合、フレームの上下をマスクして 16:9 イメージを生成し、トリミングしたイメージをストレッチして 4:3 フレームに合わせています。以下の例 C を参照してください。その後、ビデオにアナモルフィック ワイドスクリーン メディアであるというマークが付きます。ワイドスクリーンのプロジェクト テンプレートを使用するように Vegas プロジェクトを設定すると、トリミングもパンも行われず、ビデオがワイドスクリーン フレームに合わせて表示されます。この場合、見た目はワイドスクリーンですが、カメラの垂直解像度は 25% 低下します。

    DV で必要とされる以上の CCD 素子を備えたカメラでは、余分のピクセルを使用して通常より広い視野で撮影し、フレームの上下をマスクすることによって、アナモルフィック ビデオを作成することができます。以下の例 D を参照してください。ビデオには、アナモルフィック ワイドスクリーン メディアであるというマークが付きます。ワイドスクリーンのプロジェクト テンプレートを使用するように Vegas プロジェクトを設定すると、トリミングもパンも行われず、ビデオがワイドスクリーン フレームに合わせて表示されます。

    真の 16:9 CCD を備えたカメラでは、真のワイドスクリーン ビデオを作成することができます。以下の例 E を参照してください。

  • アナモルフィック レンズ アダプタを使用する。アナモルフィック レンズ アダプタを使用すると、解像度を下げずにワイドスクリーン ビデオを撮影できます。カメラの垂直方向のフル解像度が使用されますが、レンズ アダプタによって水平解像度が効率的に拡張され、ワイドスクリーン フレームが作成されます。以下の例 E を参照してください。プロジェクトにメディアを追加した後、そのメディア ファイルの[プロパティ]ダイアログ ボックスを開き、[ピクセル アスペクト比]ドロップダウン リストから適切なワイドスクリーン設定を選択する必要があります。

お使いのカメラがどのような方法で 16:9 ビデオを作成するかについては、メーカーのマニュアルを参照してください。レベルのズームなどの設定を変更せずに、4:3 モードと 16:9 モードでシーンを撮影した場合は、以下の図を参考に、お使いのカメラがどのような方法で 16:9 ビデオを作成するかを調べることができます。

説明

A

Vegas Pro 4 3fullframe 4:3、16:9 ワイドスクリーン、およびアナモルフィック ビデオ

4:3 フレーム。

ワイドスクリーン プロジェクトで使用するには、[イベント パン/クロップ]ダイアログ ボックスの [出力アスペクトに一致]を使用します。

B

Vegas Pro 16 9vertmask 4:3、16:9 ワイドスクリーン、およびアナモルフィック ビデオ

カメラにより黒いバーが追加されて 16:9 にマスクされた 4:3 フレーム。

ワイドスクリーン プロジェクトで使用するには、[イベント パン/クロップ]ダイアログ ボックスの[出力アスペクトに一致]を使用します。

C

Vegas Pro 16 9anamorphic 4:3、16:9 ワイドスクリーン、およびアナモルフィック ビデオ

4:3 CCD を使用して作成された 16:9 アナモルフィック フレーム。

D

Vegas Pro 16 9xtraccdpixels 4:3、16:9 ワイドスクリーン、およびアナモルフィック ビデオ

ハイブリッド CCD を使用して作成された 16:9 アナモルフィック フレーム (カメラの CCD の余分なピクセルを使用)。

E

Vegas Pro 16 9widevertstretch 4:3、16:9 ワイドスクリーン、およびアナモルフィック ビデオ

アナモルフィック アダプタを使用した 16:9 CCD または 4:3 カメラで作成し、ピクセルのアスペクト比を修正した 16:9 アナモルフィック フレーム。

  1. プロジェクトを作成します。

  2. [プロジェクト プロパティ]ダイアログ ボックスで、ワイドスクリーン テンプレートを選択します。

  1. [ファイル]メニューから[プロパティ]を選択すると、[プロジェクト プロパティ]ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [ビデオ]タブ を選択します。

  3. [テンプレート]ドロップダウン リストから、適切な NTSC または PAL ワイドスクリーン テンプレートを選択します。

  1. [ビデオ プレビュー]ウィンドウを右クリックし、ショートカット メニューから[デバイスのアスペクト比のシミュレート]を選択すると、スクイーズされていないアスペクト比でビデオが表示されます。

  2. プロジェクトにメディアを追加して、標準的なプロジェクトと同じようにタイムラインを編集します。

  3. アナモルフィック レンズ アダプタを使用して撮影したビデオがある場合は、ピクセル アスペクト比を設定する必要があります。

Vegas Pro note 4:3、16:9 ワイドスクリーン、およびアナモルフィック ビデオカメラの 16:9 ワイドスクリーン モードでアナモルフィック ビデオを作成した場合は、この手順は必要ありません。

  1. [プロジェクト メディア]ウィンドウでファイルを右クリックし、ショートカット メニューから[プロパティ]を選択します。

  2. [ピクセル アスペクト比]ドロッ
    プダウン リストから、適切なワイドスクリーン設定を選択します。

  3. [OK]をクリックします。

  1. 4:3 またはマスクされた 4:3 ビデオをトリミングします。

  1. イベントで[イベントのパン/クロップ]アイコン Vegas Pro b pancrop 4:3、16:9 ワイドスクリーン、およびアナモルフィック ビデオ をクリックし、[イベントのパン/クロップ]ダイアログ ボックスを開きます。

  2. ワークスペースで右クリックし、ショートカット メニューから[出力アスペクトに一致]を選択します。

  3. 選択ボックスを調整して、ショットを再構成するか、マスクされたビデオから黒いバーを削除します。

    キーフレームを使用してトリミング エリアを移動 (パンおよびスキャン編集) すると、主題をフレーム内に残すことができます。

  4. [OK]をクリックします。

  1. プロジェクトを [レンダリング] します。

  • テープに出力する場合や、フィルムに転送する場合は、AVI テンプレートとして[NTSC DV Widescreen]または[PAL DV Widescreen]を使用してレンダリングします。

  • DVD Architect プロジェクト用のワイドスクリーン ビデオを作成する場合は、MainConcept MPEG-2 テンプレートとして[DVD Architect NTSC Widescreen ビデオ ストリーム][DVD Architect 24p NTSC Widescreen ビデオ ストリーム]、または[DVD Architect PAL Widescreen ビデオ ストリーム]を使用してレンダリングします。

 

レターボックス ビデオを作成するには、「ワイドスクリーン プロジェクトの作成」の手順に従ってワイドスクリーン DV AVI ファイルを作成してから、以下の手順を実行します。

  1. 新規プロジェクトを作成します。

  2. [プロジェクト プロパティ]ダイアログ ボックスで、4:3 テンプレートを選択します。

  1. ワイドスクリーン DV AVI ファイルをタイムラインに追加します。

  2. 4:3 テンプレートを使用して、プロジェクトをレンダリングします。

ワイドスクリーンの外部モニタを使用している場合は、[ユーザー設定]ダイアログ ボックスの[プレビュー デバイス]タブで、[プロジェクト形式が DV 出力に対して無効な場合に、以下を確認]ドロップダウン リストから[NTSC DV Widescreen]または[PAL DV Widescreen]を選択してください。ワイドスクリーン プロジェクトがフル解像度でモニタに表示されます。

ワイドスクリーンの外部モニタを使用していない場合は、ワイドスクリーン設定ではなく[NTSC DV]または[PAL DV]を選択してください。4:3 のディスプレイに合わせてワイドスクリーン ビデオがレターボックスになります。

4:3、16:9 ワイドスクリーン、およびアナモルフィック ビデオ

 

ワイドスクリーン形式を示す数字は、難しく見えますがそんなことはありません。

DVD を購入する前にケースの裏を見るような人であれば、これから説明することは既にご存知のはずです。大部分のテレビやカムコーダは 4:3(アスペクト比 1.33:1)ですが、ハリウッド映画や多くのテレビ番組はワイドスクリーン形式で提供されています。

アナモルフィック ビデオは、ワイドスクリーン ビデオを 4:3 のフレーム サイズに効率よくスクイーズします。アナモルフィック DVD を DVD プレーヤーで再生する場合、ワイドスクリーン フレーム全体を 16:9 のテレビ画面いっぱいに出力することも、レターボックス (画面上下の黒いバー) を追加することによって、ワイドスクリーンのアスペクト比を維持したまま 4:3 の画面幅に合わせてビデオを表示することもできます。

ビデオを撮影するときは何に注意したらよいのでしょうか。そのような場合、プロジェクトをワイドスクリーンで提供したい場合は、Vegas ソフトウェアにお任せください。


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