標準コントロール サーフェスの設定 |
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ボタンやノブやフェーダーの付いた MIDI コントローラを持っている場合は、そのデバイスを外部コントロール サーフェスとして使用できます。
例えば、8 つのノブの付いた MIDI キーボードを持っているとします。このトピックでは、これらのノブを使用して、プロジェクト内のトラックのボリュームを制御する方法を示します。
注:
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これと同じ手順で、任意の設定可能なパラメータをコントローラに割り当てることができます。ここでは、トラック ボリュームを調整するために、手順 9 で、ホスト コマンドの[チャンネル x フェーダー]を選択していますが、パンを調整する場合は[チャンネル x パン]を、バス センド レベルを調整する場合は [チャンネル x センド]を選択します。
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エフェクト パラメータを標準コントローラで制御することはできません。
標準コントロール サーフェスでは、トリミング設定やオートメーション設定を調整できます。オートメーションの設定を調整するためには、コントロール サーフェスをオートメーション モードに設定するボタンを割り当てる必要があります。また、編集するトラックやバスの[オートメーションの設定]ボタン を[オートメーション書き込み(タッチ)]または[オートメーション書き込み(ラッチ)]に設定する必要があります。
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[オプション]メニューの[ユーザー設定]を選択して、[ユーザー設定]ダイアログ ボックスを表示します。
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[MIDI]タブを選択し、[次のデバイスを MIDI 入力に使用できるようにする]リストで、コントローラーが接続されているポートが選択されていることを確認します。
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[外部コントロール & オートメーション]タブを選択します。
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[使用できるデバイス]ドロップダウン リストから [標準コントロール]を選択して、[追加]ボタンをクリックします。選択した標準コントロールが [アクティブなコントロール デバイス]リストに追加されます。
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[アクティブなコントロール デバイス]リストの[標準コントロール]エントリをダブルクリックして、[標準コントロールの設定]ダイアログ ボックスを表示します。
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この例の MIDI キーボードには 8 つのノブが付いているため、[チャンネル数]ボックスに 8 と入力します。
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ここで、チャンネル バンクを上下にシフトするボタンを割り当てて、プロジェクト内のすべてのトラックを制御できるようにします。
例えば、コントローラの使用を開始した時点では、8 つのノブでトラック 1~8 を調整できます。チャンネル バンクをシフト ダウンすると、8 つのノブでトラック 9~16 を制御できるようになります。
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[機能グループの表示]ドロップダウン リストから[チャンネル]を選択します。
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[学習]チェック ボックスをオンにします。
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[ホスト コマンド]リストから[チャンネル バンク ダウン]を選択します。
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使用するボタンまたはキーを押すと、次の 8 トラック グループに切り替わります。
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[ホスト コマンド]リストから[チャンネル バンク アップ]を選択します。
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使用するボタンまたはキーを押すと、前の 8 トラック グループに切り替わります。
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[機能グループの表示]ドロップダウン リストから [オーディオ チャンネル]を選択します。
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各ノブのプログラミング:
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[学習]チェック ボックスが選択されていることを確認します。
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[ホスト コマンド]リストから[チャンネル 1 フェーダー]を選択します。
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MIDI キーボード上でノブ 1 を回します。[チャンネル]、[MIDI メッセージ]、[MIDI データ]の各列の値が更新されます。
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手順 9a と 9b を繰り返して、キーボードのノブ 2~8 をプログラミングします。
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次に、コントローラのオートメーション モードのオン/オフを切り替えるボタンを割り当てて、トラックのボリュームの調整(トリミング)またはボリューム オートメーションの記録にノブを使用できるようにします。
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[機能グループの表示]ドロップダウン リストから[割り当て]を選択します。
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[ホスト コマンド]リストから[オートメーション モードの切り替え]を選択します。
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[学習]チェック ボックスが選択されていることを確認してから、コントロール サーフェスのオートメーション モードのオン/オフを切り替えるために使用するボタンまたはキーを押します。
[チャンネル]、[MIDI メッセージ]、[MIDI データ]の各列の値が更新されます。
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[OK]をクリックして[標準コントロールの設定]ダイアログ ボックスを閉じ、さらに[OK]をクリックして[ユーザー設定]ダイアログ ボックスを閉じます。
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[オプション]メニューの[外部コントロール]を選択して、コントローラを有効にします。
これで、コントローラを使用する準備が整いました。
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コントローラ上の各ノブを回してください。ノブ 1 を回すとトラック 1 のボリュームが調整(トリミング)され、ノブ 2 を回すと トラック 2 のボリュームが調整される、という具合になります。
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手順 7 で、チャンネル バンク ダウン用に割り当てたボタンを押します。
再度、コントローラ上の各ノブを回してください。今度は、ノブ 1 を回すとトラック 9 のボリュームが調整(トリミング)され、ノブ 2 を回すと トラック 10 のボリュームが調整される、という具合になります。
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手順 7 で、チャンネル バンク アップ用に割り当てたボタンを押して、トラック 1~8 を制御する状態に戻します。
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手順 10 で、オートメーション モードの切り替え用に割り当てたボタンを押します。
各トラックで[オートメーションの設定]ボタン を選択し、オートメーションの記録を有効にします。
再生を開始して、コントローラ上の各ノブを回してください。ノブ 1 を回すとトラック 1 のボリューム オートメーションが記録され、ノブ 2 を回すと トラック 2 のボリューム オートメーションが記録される、という具合になります。
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再度、オートメーション モード切り替え用ボタンを押すと、各ノブがトラック トリミング レベルの調整用に戻ります。